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2020-12-22

「解放令」をどう教えるか? 県同教・連続学習会 12/22up


山口県同教の連続学習会④が10月31日に宇部市隣保館厚南会館でおこなわれました。

松本卓也・県同教事務局長より6年生の社会科での「解放令」についての模擬授業をおこない、指導案や教材などについての学習を深めました。

➀解放令が出された背景には、江戸時代からの被差別民衆の要求や願いがあったことを押さえ、
②解放令により制度的な差別はなくなったが、日常生活で結婚や就職、貧困にともなう新たな差別が生じるようになりました。
③解放令が出された背景に地租改正があり、無税地であった部落の人たちの土地にも税金をとれるようにする狙いもありました。
④奈良県御所市の部落の資料で、「喜びで迎えられた解放令」のエピーソドなどをもとに、「解放令」が出されたときの被差別民衆の喜びと期待に共感させることなどのポイントが提起されました。

模擬授業の討議では、「解放令反対一揆」や「五万日の日延べ」(解放令が5万日日延べになったとデマ)についても教材化に向けた議論がおこなわれました。

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